コラム
2015.11.2
”ストレスに強い自分”になるためには・・・
エグゼクティブの皆さまは日々、いろいろなストレスにさらされていることと思いますが、どのように対処していますか。
ストレスへの対処能力を測るSOC (Sense of Conherence 首尾一貫感覚)と呼ばれる「ものさし」が注目されています。
これは、1987年にイスラエルの健康社会学者が「ナチスの強制収容所や難民生活という強烈なストレスにさらされても正常な精神を保っていられた人たちに共通の特徴」を見出し「SOC首尾一貫感覚」という名で体系化して発表したものです。
首尾一貫感覚を備えた人の特徴はー
1)自分の直面するできごとは、完全に偶然ではなく、ある程度の予測ができるものであり起こるべくして起こると信じている。
2)どんな困難なできごとも、自分自身、周囲の人の助け、神の助けは必ず現れ、乗り越えていける。
3)人生には生きる意味がある。 一見、つらいできごとも、最終的には自分の人生にとってプラスにならないものはない。
SOCについて研究を重ねている東京大学大学院健康社会学の山崎喜比古助教授は「SOCは基本的に、自分と環境との調和の度合いや、周りの人との信頼の度合いが高いほど、ストレス対処能力や健康維持能力が高い」と説明しています。ただし、高すぎると柔軟性や融通性にかけるという問題もあるそうです。みなさんはいかがですか。