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下町のスーパーマーケットのおばちゃん

所はある下町のスーパーマーケット。
私がキャッシャーに並んでいると、前にいる親子がもめている様子。

「買ってー、買ってー!チョコ買ってー!」と泣きながら大声を張り上げる子供。
「いけません。チョコレート食べるとご飯が食べられなくなるでしょ。」とたしなめる若いお母さん。
それでも子供は「チョコ買って。チョコ買って。」と譲りません。

このような光景は良く見るものです。
そして多くの場合、親は子供に負けてお菓子やおもちゃを買わされる羽目になるのです。

ところが、大騒ぎしている子供に対してキャッシャーのおばちゃんがあっぱれな一言、
「あら、ごめんなさい。今日はチョコが辛い日だった。辛いチョコでもいい?」
子供は面食らって「辛いの?」といぶかしげにつぶやく。
「そうなのよ。今日はチョコレートが辛い日なの。」
「じゃ、いらない。」
「このミカンは甘いのよ。お家に帰ってお母さんと食べてね。」とミカンをポスに通しながら子供に語りかけていました。

おばちゃんはお母さんに目配せをし、お母さんは黙ってお辞儀をして帰って行きました。
接客は丁寧さだけでなくコミュニケーションが大事、と言うことはわかっているつもりでしたが、おばちゃんの会話力に脱帽でした。

下町のスーパーのおばちゃん万歳!

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